退職の申し出って勇気がいる。号泣しながら退職することをチームに話した日のこと。

退職することを会社に言い出しづらい。寿退社とか周りが祝福してくれるものならまだしも、仕事が合わないの理由であれば勇気のいるものと思います。
自分は退職することを半年間黙ったまま仕事を続け、号泣しながら周りに退職を告げたことがあります。備忘録・自身の教訓として、その時の話を書きたいと思います。

 

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1なぜ退職をしたのか。

 昨年度の3月末、新卒から6年間働いた会社を退職しました。退職の理由は、

毎日深夜まで残業が続き、仕事に時間の全て消費してしまうことが嫌だった」

体育会系のチームの雰囲気に馴染めなかった」

「花形部署に異動して1年目だが、周りのレベルが高く迷惑をかけることがあり、自分が必要とされていると感じられなかった。」などです。

これは冷静になってから整理した理由で、当時は頭にモヤがかかっており、仕事がとにかく嫌だということ以外考えられませんでした。)


 転職先は9月には決まっていましたが、情けないことに言い出す勇気が出ず、結局翌2月までチームに退職することを黙っていました。退職する身であると、周りの人に頼りづらく、でもやっぱり相談不足からのミスをするので、「相談してくれればよかったのに・・・」とチームメンバーに何度も言われながら、仕事を教えてもらっていたことを思い出します。

 仕事に関しては厳しい方が多く「退職すると言ったら責められるのかな?」とか、「仕事を教えてやったのは無駄だったなんて思うかな?」とか、そんな不安で常に胸が痛い状態でした。

 

2泣きながら退職を告げたこと。

 年明けの1月、まず直属の上司であるチームリーダーを廊下で呼び止め退職を切り出しました。リーダーは多少驚きつつも、「もう決まっているのなら仕方ないし、決まっているならよかった。チームに言うタイミングは考えるから」と言ってくれました。
 所属チームは2月で仕事の区切りがつ、そこで全員で1泊2日の旅行へ行くのですが、その日の夜の宴会の場、皆にちょうど良くお酒が入った時、リーダーが「みんなに言うことがあるんじゃない?」と話を投げてくれました。

 その瞬間はもう頭の中が真っ白で、「本当にすみません、仕事を今年度いっぱいで辞めます。迷惑をかけていたのに本当に申し訳ありません。」と、これまで言い出せなかった辛さと罪悪感からか、涙が止まらずただ謝りました。

・・・

 周りの反応は「また来年も旅行に来いよ」「転職おめでとう」「全然気にしなくて良い」「惜しいな~」とか、そんな優しい声ばかりで、一人立ちながら涙が止まりませんでした。

 仕事上では厳しい人たちが多かったので、仕事を教えてくれなくなったら・・・とか、怒られたら・・・とか、そんな情けないことばかりを考えていた自分がみっともなく思えました。

3その後の同僚の反応

 退職することを知った後も、チームメンバーは残り2か月弱、変わらず仕事を教えてくれて、変わらず親切に接してくれました。

 1週間ぐらい年休消化する?との提案ももらったのですが、むしろ残り1日1日が惜しいと思ってしまうぐらいで、最後まで仕事を続けました。

(ホント情けないですが、体育会系の雰囲気が合わないなんて思っていた気持ちもふっとんでいました。)

4振り返って思うこととか

 前の職場の人は、今でも飲み会に誘ってくれ気にかけてくれます。やっぱりダメダメな新卒から自分を育ててくれた会社は特別なもので、いざ飛び出してみると寂しくなります(思い出補正でしょうか)。退職というカード以外で、状況を好転させることも冷静になれば可能でした。

 自分は20年後、30年後を見据えて、後悔するかわからないと若干無理やりに自分を納得させて過ごしています