嫌いだったはずの名古屋城。
去年までは名古屋に住んでいました。名古屋といえば名古屋城がシンボル。けど、自分にとっての名古屋は働く場所。辛い思い出の方が多く、名古屋城もそこまで好きになれませんでした。
当時付き合っていた彼女が、名古屋城を挟んで反対側に住んでいました。よく名城公園を自転車で突っ切って見送りしていたのですが、当時は美しくライトアップされた名古屋城も素直に楽しむことができませんでした。
それでも、名古屋を立つ最後の日は、どしゃぶりの名城公園へ一人、桜と名古屋城を見にいきました。それが名古屋での最後の思い出、自分は去るけど、名古屋城は変わらずどっしりとそこにある。
新天地での生活もそんなにうまくいっていない。自分の理想が高すぎるのもあるかも。
過去に縋りたかったのか、快晴の日名古屋城を再訪しました。
名古屋市役所と愛知県庁。
車の場合、愛知県庁の駐車場が解放されていたり、官庁街の路上駐車も解禁されます。
始めて名古屋城に行った時の感想は「コンクリートビルじゃん」というもの。
実際、中はエレベーターが突き抜け、完全にビルと化している。
しかし、今回改めて名古屋城を訪れると、まず石垣の巨大さにびっくりします。
それから、本丸御殿の復元がすごい。壁画の違い、天井の作りの違いなど見て回ると楽しめると思います。さらにさらに、金シャチ横丁なんかが建設中だったり、外国人観光客がたくさんいたり、地元にはない活気を感じました。
自分は名古屋での生活が嫌になって、田舎に逃げ帰った。でも、やっぱり都会はすごい、常に変化し続けるエネルギーがそこにはある。
悔しいけど、仕事と生活は切り離すことができない。わがままだけど自分で住む場所ぐらい自分で選びたい。そんな思いから、アラサーの今でも日々勉強を続けています。
名古屋城の後はおしゃれ喫茶点「尼ケ坂」で休憩。(名鉄瀬戸線尼ケ坂駅すぐ)