たばこを吸う理由と未経験からのWebページ制作

大学生時代まではたばこのにおいが大大大嫌いで、自分は絶対たばこなんて最低な臭いを放って健康に害しかない馬鹿なものは吸わないって思っていました。しかし、今ではバイクで山へでかけては澄んだ空気でたばこを吸うのが最高に好きだったり、喫茶店も喫煙環境の有無で選ぶようになってしまった喫煙歴7年のライトスモーカーである。

 たばこを吸い始めたのもかっこいい理由はなく、ただ働き始めて1年目でしんどくって、そんなうまくいかない自分が嫌で、こんな体の健康なんて気を遣っていてもしょうがないという思いから、自分にとって害悪の象徴であったたばこを自分の体に取り込んで痛めつけてやるという最高にダサい理由である。

初めて吸ったたばこのことは今でも鮮明に覚えていて、コンビニにたくさん並ぶ銘柄の何がどう違うのか全然わからなかったけど、とりあえず緑色のマルボロのメンソール(8mg)を選んで買って、仕事で嫌なことがあった日の帰り、乗り換えの愛知県犬山駅の喫煙所で、まずいたばこを、これでうまく吸えているのかななんて思いながら一気に2本、肺に流し込んだ気がする。

いきなりのニコチンとタールに体がびっくりしたのが、くらくらぼんやり、全身にしびれがあって、呼吸も少し苦しくってという感じで、発車時刻もあったからとりあえずは電車に乗り込んだものの吐き気がすごくって、すぐに電車を降り、トイレの個室で吐いた記憶がある。吐くとそれまでのくらくらが嘘のようで、正気に戻ってあれはなんだったんだろうという気になった。

それからたばこを吸うという非日常体験を繰り返しているうちに、いつのまにかそれが日常になって、たばこという日々のアクセントがないと暮らしていけなくなった。

 

前置きが長くなったけど、自分は事務職で、何か特別な能力があるわけではなく、人間関係こそ最重要だという環境で働いている。こういう、曖昧な能力しかなく、成長している実感が持てないと、なにか自分の腕で何かを成し遂げたいという思いが湧いてきて、流行かつ役に立ちそうなプログラミングの勉強を昨年の12月から始めました。

平日の1時間程度と、土日の2時間程度を使い独学で学習しており、勉強場所である行きつけのコメダ珈琲では、何も言わなくてもアイスコーヒーを頼めば、ミルク入ガムシロップ抜きのオプションで出してもらえるようになりました。

 

それでとりあえず完成・公開したのが、このサイトである。

<たばこと税金>

https://tabacco-tax.herokuapp.com/

1日あたりの喫煙本数と、喫煙年数から、だいたいのたばこ税納税額を計算するページです。 

データベースも使っていないし、見栄えも整っていないし(そもそもrailsチュートリアルのパクリ)だし、入力コードも雑でとてもお粗末なサイトということは自覚しているが、ひとまず0から自分で公開までもっていけたことはとても嬉しいです。

巷には未経験からWEBサービスを立ち上げたというブログが多々あって、モチベーションをもらっているのだけど、どのWEBサービスも立派なものばかりで、そこまで行きつくにはまだまだ時間がかかりそう。

 独学で勉強をしていると、些細なことで躓いていて、原因が探るとくだらないタイプミスエラーだったりするのに、解明には数日単位で平気で時間を持っていかれてしまう。今回制作したページもgitとかherokuとかubuntuとかあらゆる設定がうまくいかなくて、誰も聞ける人がいないから、情報発信されているwebページの中からヒントを探す作業が大変だった。

プログラミングスクールとか興味があるのだけど、名古屋にしかなくって、新たな“都会にしかないもの”を見せつけられて悲しい気持である。